2021/04/25
SUPER FORMULA Rd.2 (Suzuka)

タチアナ・カルデロン、世界屈指のサーキットの攻略を果たせず、予選19位、決勝17位に終わる。

 

コロナ禍の様々な厳しい制限が続くものの、”Suzuka 2&4 Race”は鈴鹿サーキットを舞台にファンを迎えての開催となった。


開幕戦の富士にて好感触を得たSUPER FORMULA唯一の女性ドライバー、ThreeBond Drago CORSEのタチアナ・カルデロンは、ポイント獲得を目標に鈴鹿サーキットへ乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

4月24日(土) 公式予選

鈴鹿サーキットは穏やかな天候に恵まれ、朝の公式練習(10:15-11:45)に19台のマシンが出走。タチアナ・カルデロンは、午後の予選に向けてマシンの調整を行いながら28周をドライビングした。
しかし、3月11-12日に同サーキットにて行われた合同テストとは気温、路面条件も異なり、また中高速が続く難易度の高いコースレイアウトなため、カルデロンは満足できるようなマシンのセットアップを煮詰めることができず、12号車のタイムは1’40.377に留まった。

この状況を打破するために、チームはマシンのセッティングを変更したものの、公式予選Q1(B組)では、タチアナのパフォーマンスが大きく改善することが叶わず、ここで敗退。タチアナ・カルデロンの予選結果は19番手タイム(1’39.187)となった。

 

タチアナ・カルデロン
「3月のテストとは別もののサーキットで、あらゆる面でエンジニアと話し合って朝のセッティングを進めましたが、自信を持ってプッシュできる状態までには至りませんでした。ですから予選に向けては、もう一度やや基本的なセットアップに戻してチャレンジしました。走り出しでバランスの良さは感じましたが、10分間のQ1、許される1アタックでは自分のパフォーマンスを出し切れませんでした。これが私たちの課題・・・残念です。」

 

 

 

 

 

 

 

4月25日(日) 決勝日

やや風は強かったものの、決勝日も終日ドライコンディションのもと、2輪・4輪のレースが開催された。
8:40から30分に渡るフリー走行を経て、いよいよ30周に及ぶ決勝スタートの時刻(14:30 )を迎えた。

タチアナ・カルデロンは19番手からスタートをきめ、前方の集団から引き離されることのないペースで序盤をプッシュ。そして、トラブルを抱えたマシンによりSCが導入された10周目終わりで、ピットイン!チームは素早いタイヤ交換作業を終え、タチアナを再びコースへ送った。
そこから、粘り強いドライビングを続けたタチアナ・カルデロン。しかし、タイヤの摩耗を感じ、順位を大きく上げるには至らないまま30周完走を果たしたものの、17位でチェッカーを受けた。


タチアナ・カルデロン
「タフなレースでした。決勝でのマシンバランスは悪くなかったのですが、リアタイヤのグラデーションも大きく、厳しいドライビングとなってしまいました。
今回のレースウィークは、走り出しから良い流れをつかめず、ストレスの大きな悔しい結果でした。ファンの皆さんへも私の良いパフォーマンスをお見せできずに残念・・・。色々反省して次戦へ挑戦したいと思っています。」