2019/04/14
SUPER GT Rd.1 Okayama

アンドレ・クートの復帰戦となるSUPER GT開幕戦は荒天により31周で中止に・・・。

 

2019 AUTOBACS SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300KM RACE」が開催され、シーズン開幕を待ちわびていたSUPER GTファン(予選日・決勝日延べ28,400人)が岡山国際サーキットに詰めかけた。


1年ぶりのSUPER GT復帰となったアンドレ・クートは、26年目を迎える名門チームJLOCからエントリー。24歳の若手ドライバー、高橋翼とタッグを組み、No. 87 T-DASHランボルギーニGT3(Lamborghini HURACAN GT3)を駆る。

 

 

 

4月13日(土) 公式予選日


快晴のもとで8時50分から1時間45分にわたって行われた公式練習を23番手(1分28秒085)で終えたアンドレ・クートは、午後の公式予選に臨んだ。今回、GT300クラスのQ1は、参加全29台を2組(A、B)に分け、それぞれ10分間のセッションとして実施。No. 87 T-DASHランボルギーニGT3はB組に出走することになった。

 

決勝を見据え、ヨコハマタイヤのハード目のタイヤを選んだ87号車を操るクートのベストタイムは1分26秒093。トップと0.646秒差のB組10番手でセッションを終え、Q2進出は叶わなかった。そして、GT300クラスA、B両組のQ2の結果により、T-DASHランボルギーニGT3の予選順位は20位となった。

 

 


4月14日(日)決勝日

 

どんよりした曇り空から雨が落ち始め、11時すぎには本降りとなり、コース上はすっかりウェットへと変わっていった。そして14時30分(気温12℃/路面温度 14℃)、セーフティーカー(SC)先導により300km(82周)の決勝レースの火蓋が切られた。

スターティングドライバーを務めるアンドレ・クートはグリッド20番手からNo. 87 T-DASHランボルギーニGT3を操り、雨脚が強まる中で慎重に周回を重ねる。そんな中、15周目にモスSカーブで4台のマシンが絡む多重クラッシュが発生!この混乱を巧みに交わしたクートは14番手へ浮上したが、赤旗が提示されレースは中断となった。15時45分、レースはSC先導のもと再開されたものの、雨脚は更に強まり、厳しいコンディションとなった。クートはタイヤの温まりに苦しみ、20周目には17位へと後退。しかし、再びアクシデントが発生し、2回目の赤旗中断。そしてそのままレースの続行は危険と判断した審査委員会が全エントラントに説明を行い、レースは31周をもって終了となった。

 

アンドレ・クート
「今日のレースは参加者全員にとって難しかったと思います。ウォータースクリーンで視界が悪い上、ハイドロプレーニングで本当に危険な状態だったので、レースの中止は賢明な判断だったと思います。今回、87号車は天候の回復に賭け、ハード寄りのコンパウンドのタイヤでチャレンジしましたが、そのマッチングに苦しみ、ポジションアップには至りませんでした。でも、チームは良いマシンを用意してくれているので、次戦は楽しめるレースになると思っています。悪天候の中、応援してくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました」

 

SUPER GT 第2戦はゴールデンウイーク中の5月3~4日、富士スピードウェイを舞台に開催される。