2017/05/04
SUPER GT Rd.2 Fuji

アンドレア・カルダレッリ、2大会連続の2位表彰台!

 

17gt2-CAL12017 AUTOBACS SUPER GT 第2戦「FUJI GT 500km RACE」が5月3日~4日、富士山麓の富士スピードウェイにて開催された。ゴールデンウィーク中のビックイベントには、延べ92,100人のGTファンが来場。絶好のレース日和に恵まれた500kmのロングレースの迫力を堪能した。

(公式入場者数:5/3(水)33,100人、5/4(木)58,000人)

 

 

 

 

 

 

5月3日(水・祝) 公式予選

 

17gt2-CAL7朝の公式練習(9時00分~10時45分)は、清々しい気候のもと、GT500クラスの15台、GT300クラスの29台のマシンが走行、LEXUS TEAM LEMANS WAKO‘Sのアンドレア・カルダレッリ、大嶋和也コンビはWAKO’S 4CR LC500を操り、30kgのウェイトハンディにもかかわらず、2番手となるタイム(1分28秒712)と好発進。ロングランでもペースが良く、マシンの仕上がりは上々だった。

 

17gt2-CAL12やがて公式予選へと公式プログラムが進んだ。

GT500のQ1(14時50分~15時05分、気温18℃/路面温度30℃)を任されたLEXUS TEAM LEMANS WAKO‘Sのアンドレア・カルダレッリは、渾身のアタックで1分28秒241のタイムを叩き出し、3番手で難なくQ2への進出をきめた。そのQ2(15時45分~14時57分)では、大嶋和也がプッシュし、1分28秒217のタイムをマーク。WAKO’S 4CR LC500は3番手で公式予選を終えた。

 

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アンドレア・カルダレッリ

「今日の予選は、WHを考えても上出来でした。チームがとても良いマシンを用意してくれたお陰で、ドライビングのフィーリングも良く、明日P3からスタートなら優勝を十分に狙えると思いますよ!」

 

 

 

 

5月4日(木・祝) 決勝

 

17gt2-CAL3うす曇りながら富士山麓は前日に続き穏やかな天候に恵まれ、9時30分からファンサービスの一環として、ピットウォークが、また決勝スタート前には今大会を戦うチームとドライバーの紹介を含めた大会セレモニーが華やかに行われた。

 

17gt2-startそして、12時35分から20分間にわたるウォームアップを経て、いよいよ決勝スタート予定時刻14時10分を迎える(気温19℃/路面温度29℃)。そしてGT500クラス15台、GT300クラス29台の総勢44台のマシンが110周にわたるロングレースの火蓋を切った!

 


17gt2-CAL10LEXUS TEAM LEMANS WAKO‘Sは、まずスタートドライバーを務める大嶋和也が乗り込む。グリッド2列目からスタートした大嶋だったが、ペースが上がらず徐々に順位を落とし、序盤9周目には6番手まで後退してしまう。それでも18周目に1台を交わして5位に浮上したWAKO’S 4CR LC500は、35周を終えたところでピットイン。給油、タイヤ交換を済ませ、アンドレア・カルダレッリがステアリングを握って6番手でコースに復帰した。そこからアンドレアは猛プッシュ。前を行く23号車(MOTUL AUTECH GT-R)と激しいデッドヒートを展開するとこれを制し、39周目には4位へと浮上する。

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そして55周目には1号車(DENSO KOBELCO SARD LC500)もオーバーテイクして表彰台圏内の3位に上がる。その後、ペナルティを科されて後退したマシンを尻目に、アンドレアは2位へとポジションアップ。その順位のまま2度目のルーティンストップを行い、WAKO’Sカラーのマシンには再び大嶋和也が乗り、最後の追い上げを敢行する。トップを行く38号車(ZENT CERUMOLC500)とのギャップを5秒弱まで縮める快走を続けた大嶋だったが、これを捕らえるには至らず、2位でチェッカーフラッグを受けた。

 

 

 

17gt2-CAL2アンドレア・カルダレッリ

「2位フィニッシュという結果は、チャンピオンシップを考えると本当に良かった(15ポイント獲得)。レースは、特にタイヤのマネージメントの部分で簡単ではありませんでしたが、私のスティントではオーバーテイクもすごく楽しめました。ただ、序盤で前のマシンを捕らえるために猛プッシュした分、後半はタイヤが厳しくなり、ドライビングは大変でした。ともかく、ここまでの流れはチームとしてとても良く、次のオートポリス大会がますます楽しみになってきました」

 



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GRMドライバーのアンドレ・クートがシリーズ第3戦、第4戦そして、第5戦にGT300クラスのD’station Racingから、藤井誠暢(とものぶ)のチームメイトとして参戦する。

D‘station Porsche (911 GT3 R)の33号車は、第2戦富士で3位表彰台を獲得し、高いポテンシャルが証明されたマシンだけに、ベテランドライバー、アンドレ・クートの活躍が多いに期待される。

 

AUTOBACS SUPER GT第3戦は、6月24、25日にオートポリス(大分県)にて開催される。

 

Photos by TOSHIKAZU MORIYAMA