2011/11/13
FUJI SPRINT CUP
アンドレ・クート、3位表彰台を獲得!レースをエンジョイ!
昨年に引き続き、富士スピードウェイにて“JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011”が開催された。このイベントは、シリーズ戦を終えたSUPER GTと全日本選手権フォーミュラ・ニッポンが同日開催となる、まさにモータースポーツの祭典。SUPER GTは通常GT500とGT300の両クラスが混走、2名のドライバーが交代で戦うレースだが、このイベントでは各クラスが個々にレースを行い、更にドライバーは1名ずつ1レースを戦うルールとなっている。また、SUPER GT、Formula NIPPON、さらにサポートレースを含む全ドライバーが出身地別に東軍と西軍に別れ、各選手のポイントを両軍ごとに集計して競う“東西対抗戦”も行われる(外国人選手は主催者が決定)。
GT500クラスのLEXUS TEAM KRAFTからは脇阪寿一(西軍)が11月12日(土)に行われた第1レース、アンドレ・クート(東軍)が翌13日(日)開催の第2レースへ出場した。
11月11日(金)、あいにくの雨模様の中、9:30より1時間にわたる公式練習が行われ、アンドレ・クートはD’STATION KeePer SC430のステアリングを握り、悪天候の中8ラップを走り、マシンのフィーリングを確認、午後の公式予選へと駒を進めた。
14:20よりGT500第1レースの予選がスタート。20分のセッションは徐々に雨脚が強くなる難しいコンディションとなり、脇阪は13番手(1’50.283)で予選を終了。そして15:25からのクートが挑戦するRace 2の公式予選が予定されていたが、雨が更に強くなったため、セッションは翌日朝へ順延となった。
12日(土)、前日の荒天が嘘のように、朝から富士山麓は晴れ渡ったが、8:05から行われたGT500クラスのRace2公式予選はまだ前夜の雨が乾ききらないセミウェットコンディションとなった。クートはインターミディエイトタイヤを装着したD’STATION KeePer SC430を操り、果敢にアタックをするも厳しいアンダーステアに苦戦し、12番手(1’44.934)に甘んじた。
そして、公式スケジュールはオープニングセレモニー、フォーミュラ・ニッポン公式予選と進み、SUPER GT GT300クラスのRace 1に続き、15:15、SUPER GTのGT500クラスRace1がスタート(スタンディングスタート方式)。13番手からスタートしたLEXUS TEAM KRAFTの脇阪寿一は、オープニングラップで9位へ、更にアグレッシブな攻めで11周目までに4番手までポジションを上げる。そして、そこから前の36号車(PETRONAS TOM’S SC430)と壮絶なバトルを展開。遂に19周目に36号車を捕らえ、3位へ浮上。劇的なレース展開で観客を魅了したベテラン、脇阪は22周のレースを3位で終え、嬉しい表彰台フィニッシュとなった。
翌日の13日(日)も好天に恵まれた富士スピードウェイ。8:00から行われたピットウォークは早朝にもかかわらず、多くのモータースポーツファンが集まった。そして、10:05よりオープニングイベント、12:00よりフォーミュラ・ニッポンの決勝(22周)、また、往年の名ドライバーによるレジェンドカップレースが行われた。そして、いよいよクライマックスのSUPER GTの決勝時刻となり、GT300クラスのRace 2の後、15:25、GT500クラス15台による決勝を迎えた。
12番手から絶妙の好スタートをきったアンドレ・クートは、何と5番手までジャンプアップしてオープニングラップを終え、翌周には4位へと順位を上げる。更に5周目には1号車(ウィダーHSV-010)を交わして3位へ! そこからトップ争いの3台はハイペースで周回を重ね、後続のマシンを引き離して行く。レース中盤を過ぎたころから35号車D’STATION KeePer SC430のペースは若干落ち始めたが、クートは落ち着いた走りで後半へ3位のまま走行。しかしラスト5周あたりから後方から追い上げてきた36号車(PETRONAS TOM’S)にじわじわと迫られ、遂に最終ラップでテールトゥーノーズの展開に。しかし、アンドレも踏ん張り後続のマシンを懸命にブロック。しかし、何と3位フィニッシュを目前にして、36号車がプリウスコーナー(T13)で35号車をアウトサイドから強引に刺して2台は接触・スピン! クートはかろうじてコースに戻り、6位でチェッカーフラッグを受けた。
尚、脇阪/クート組は総合ポイントで3位となり、表彰台に上って華やかにこのイベントを締めくくった。また、東西対抗戦ではアンドレ・クートも加わった東軍が勝利し、応援をしてくれたファンと共に喜びを分かち合った。
アンドレ・クート
「表彰台目前にして、本当に悔しい結果となってしまいました。今日のマシン、セッティングはベストで最初から最後まで良い走りができましたし、今シーズン最高に楽しめたレースでした。ここまで苦労を一緒にしてきたチームの皆、ご支援くださったスポンサー各社、そして多くのファンの皆さんに心から感謝しています。
今日のレースの勢いはそのまま来週のマカオGPへ持って行きます。そして、11月27日(日)”TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL”で日本の皆さんと再びお目にかかれることを楽しみにしています。」
(3日間観客動員総数70,700人)
GT500クラスのLEXUS TEAM KRAFTからは脇阪寿一(西軍)が11月12日(土)に行われた第1レース、アンドレ・クート(東軍)が翌13日(日)開催の第2レースへ出場した。
11月11日(金)、あいにくの雨模様の中、9:30より1時間にわたる公式練習が行われ、アンドレ・クートはD’STATION KeePer SC430のステアリングを握り、悪天候の中8ラップを走り、マシンのフィーリングを確認、午後の公式予選へと駒を進めた。
14:20よりGT500第1レースの予選がスタート。20分のセッションは徐々に雨脚が強くなる難しいコンディションとなり、脇阪は13番手(1’50.283)で予選を終了。そして15:25からのクートが挑戦するRace 2の公式予選が予定されていたが、雨が更に強くなったため、セッションは翌日朝へ順延となった。
12日(土)、前日の荒天が嘘のように、朝から富士山麓は晴れ渡ったが、8:05から行われたGT500クラスのRace2公式予選はまだ前夜の雨が乾ききらないセミウェットコンディションとなった。クートはインターミディエイトタイヤを装着したD’STATION KeePer SC430を操り、果敢にアタックをするも厳しいアンダーステアに苦戦し、12番手(1’44.934)に甘んじた。
そして、公式スケジュールはオープニングセレモニー、フォーミュラ・ニッポン公式予選と進み、SUPER GT GT300クラスのRace 1に続き、15:15、SUPER GTのGT500クラスRace1がスタート(スタンディングスタート方式)。13番手からスタートしたLEXUS TEAM KRAFTの脇阪寿一は、オープニングラップで9位へ、更にアグレッシブな攻めで11周目までに4番手までポジションを上げる。そして、そこから前の36号車(PETRONAS TOM’S SC430)と壮絶なバトルを展開。遂に19周目に36号車を捕らえ、3位へ浮上。劇的なレース展開で観客を魅了したベテラン、脇阪は22周のレースを3位で終え、嬉しい表彰台フィニッシュとなった。
翌日の13日(日)も好天に恵まれた富士スピードウェイ。8:00から行われたピットウォークは早朝にもかかわらず、多くのモータースポーツファンが集まった。そして、10:05よりオープニングイベント、12:00よりフォーミュラ・ニッポンの決勝(22周)、また、往年の名ドライバーによるレジェンドカップレースが行われた。そして、いよいよクライマックスのSUPER GTの決勝時刻となり、GT300クラスのRace 2の後、15:25、GT500クラス15台による決勝を迎えた。
12番手から絶妙の好スタートをきったアンドレ・クートは、何と5番手までジャンプアップしてオープニングラップを終え、翌周には4位へと順位を上げる。更に5周目には1号車(ウィダーHSV-010)を交わして3位へ! そこからトップ争いの3台はハイペースで周回を重ね、後続のマシンを引き離して行く。レース中盤を過ぎたころから35号車D’STATION KeePer SC430のペースは若干落ち始めたが、クートは落ち着いた走りで後半へ3位のまま走行。しかしラスト5周あたりから後方から追い上げてきた36号車(PETRONAS TOM’S)にじわじわと迫られ、遂に最終ラップでテールトゥーノーズの展開に。しかし、アンドレも踏ん張り後続のマシンを懸命にブロック。しかし、何と3位フィニッシュを目前にして、36号車がプリウスコーナー(T13)で35号車をアウトサイドから強引に刺して2台は接触・スピン! クートはかろうじてコースに戻り、6位でチェッカーフラッグを受けた。
尚、脇阪/クート組は総合ポイントで3位となり、表彰台に上って華やかにこのイベントを締めくくった。また、東西対抗戦ではアンドレ・クートも加わった東軍が勝利し、応援をしてくれたファンと共に喜びを分かち合った。
アンドレ・クート
「表彰台目前にして、本当に悔しい結果となってしまいました。今日のマシン、セッティングはベストで最初から最後まで良い走りができましたし、今シーズン最高に楽しめたレースでした。ここまで苦労を一緒にしてきたチームの皆、ご支援くださったスポンサー各社、そして多くのファンの皆さんに心から感謝しています。
今日のレースの勢いはそのまま来週のマカオGPへ持って行きます。そして、11月27日(日)”TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL”で日本の皆さんと再びお目にかかれることを楽しみにしています。」
(3日間観客動員総数70,700人)
Photos by T.Moriyama