2011/08/21
SUPER GT Rd.5 Suzuka
A.クート、難しいコンディションのロングレースを7位フィニッシュ
鈴鹿サーキット夏の祭典「インターナショナル ポッカGT サマースペシャル」は40回目を迎え、2011 AUTOBACS SUPER GT 第5戦として8月20-21日に開催された。今年は東日本大震災の影響もあり、昨年700kmだったレース距離が500km(87周)に短縮され、耐久レースにスプリント性が加わり、白熱した1戦となった。
このビッグイベントの優勝経験があるアンドレ・クート。今季はLEXUS TEAM KRAFTの一員として参加し、今大会に挑んだ。
8月20日(土)、朝の公式練習(9:55-11:40)は曇り空のもと、ドライコンディションで行われた。LEXUS TEAM KRAFTの35号車は脇阪寿一が10ラップ、アンドレ・クートが11ラップをドライビングしながらマシンのセッティングを行い、5番手(1’55.684)のタイムで午後の公式予選へと駒を進めた。
ノックアウト方式の予選開始は12:55。まずQ1のGT500/GT300混走セッションでクートがドライブして予選通過基準タイムをクリア。続いてGT500専有のセッションで脇阪が1’54.537のタイムをマークして7番手となり、Q2への進出を決めた。
しかし、15:00前よりついに雨が降り出し、Q2(15:25-15:45)はヘビーウェット状態でのセッションとなった。ここでクートがステアリングを握り渾身のアタックをするも、2’10.832のタイムで10番手にとどまり、Q3進出は成らずにこの順位での決勝グリッドが確定した。
アンドレ・クート
「Q1から路面コンディションが変わり、アンダーステアがどんどん酷くなり、思うようにタイムを更新できませんでした。この予選結果にはガッカリしていますが、明日はロングレース。マシンが良いので10番手からでも追い上げは充分に可能だと思います。頑張りますよ!」
翌21日(日)、朝9時ごろから大粒の雨が落ち始め、あいにくの天気で決勝当日がスタートした。フリー走行(10:00-10:45)はウェットコンディションとなり、GT500(15台)、GT300(23台)のマシンが決勝に向けての最終調整を行った。ここで雨のドライビングにも強いLEXUS TEAM KRAFTのアンドレ・クートは「昨日よりマシンが良くなった」とコメント、6番手(2’10.166)で走行を終えている。
その後、一旦雨は止んだものの鈴鹿の上空は厚い雨雲に覆われ、スタート前のウォームアップ走行時には再び大粒の雨が降り出し、ヘビーウェットのコースコンディションとなった。しかし、15:10(気温26℃/路面温度27℃)、決勝スタート時刻にはその雨はほぼ止んだ状態となった。
フォーメーションラップから87周先のチェッカーを目指しローリングスタートを切ったD’STATION KeePer SC430のファーストスティントドライバーは、ベテランの脇阪寿一。オープニングラップで1台を交わして9位へ。そして10周目には8位、11周目に7位へとポジションを上げて行く。その後、路面の走行ライン上は徐々にセミウェットへ、そして19周目に入るころから1回目のピットストップを行うチームが出はじめる。
しかし、LEXUS TEAM KRAFTにまだ動きはなく、33周目、ようやくLEXUS TEAM KRAFT 35号車もピットイン!タイヤ交換・給油を済ませ、脇阪からステアリングを引き継いだアンドレ・クートは10番手で戦列に加わった。クートはそのポジションを守り、レース中盤の周回を重ねて行く。43周目に1台のマシンが200R でクラッシュ!44周目からセーフティーカー(SC)が導入され、各クラスは隊列を整えてのSCランとなった。そして47周目にレースはリスタート。そこからもクートの粘り強いドライビングは続き、ライバル達が2度目のピットストップを行い、タイヤを交換する中、ギリギリまでLEXUS TEAM KRAFTはピットストップを遅らせる。そして65周を終えてクートはピットイン。再び雨が落ち始めたことからLEXUS TEAM KRAFTは浅溝のレインタイヤを装着させ、脇阪に最後のスティントを任せた。脇阪は7番手を守りハイペースでドライビングをするも、終盤乾き始めた路面にスリックタイヤで追い上げてきた1台のマシンに交わされ、8番手に後退。しかし、レース終了時刻の18:30の直前、86周目に7番手を奪回し、その順位でチェッカーフラッグを受けた。
アンドレ・クート
「雨が降ったり止んだりの中でのタフなロングレースでしたが、7位フィニッシュは次につながる結果だと思います。僕のスティントは深溝のレインタイヤだったので、インターミディエイト(浅溝のレインタイヤ)のライバル勢の中では、なかなか順位を上げることは出来ず、我慢のドライビングとなりました。今年は雨に悩まされることが多いので、次戦の富士(9月10-11日)では、是非晴れたレースで上位を目指したいですね。」
このビッグイベントの優勝経験があるアンドレ・クート。今季はLEXUS TEAM KRAFTの一員として参加し、今大会に挑んだ。
8月20日(土)、朝の公式練習(9:55-11:40)は曇り空のもと、ドライコンディションで行われた。LEXUS TEAM KRAFTの35号車は脇阪寿一が10ラップ、アンドレ・クートが11ラップをドライビングしながらマシンのセッティングを行い、5番手(1’55.684)のタイムで午後の公式予選へと駒を進めた。
ノックアウト方式の予選開始は12:55。まずQ1のGT500/GT300混走セッションでクートがドライブして予選通過基準タイムをクリア。続いてGT500専有のセッションで脇阪が1’54.537のタイムをマークして7番手となり、Q2への進出を決めた。
しかし、15:00前よりついに雨が降り出し、Q2(15:25-15:45)はヘビーウェット状態でのセッションとなった。ここでクートがステアリングを握り渾身のアタックをするも、2’10.832のタイムで10番手にとどまり、Q3進出は成らずにこの順位での決勝グリッドが確定した。
アンドレ・クート
「Q1から路面コンディションが変わり、アンダーステアがどんどん酷くなり、思うようにタイムを更新できませんでした。この予選結果にはガッカリしていますが、明日はロングレース。マシンが良いので10番手からでも追い上げは充分に可能だと思います。頑張りますよ!」
翌21日(日)、朝9時ごろから大粒の雨が落ち始め、あいにくの天気で決勝当日がスタートした。フリー走行(10:00-10:45)はウェットコンディションとなり、GT500(15台)、GT300(23台)のマシンが決勝に向けての最終調整を行った。ここで雨のドライビングにも強いLEXUS TEAM KRAFTのアンドレ・クートは「昨日よりマシンが良くなった」とコメント、6番手(2’10.166)で走行を終えている。
その後、一旦雨は止んだものの鈴鹿の上空は厚い雨雲に覆われ、スタート前のウォームアップ走行時には再び大粒の雨が降り出し、ヘビーウェットのコースコンディションとなった。しかし、15:10(気温26℃/路面温度27℃)、決勝スタート時刻にはその雨はほぼ止んだ状態となった。
フォーメーションラップから87周先のチェッカーを目指しローリングスタートを切ったD’STATION KeePer SC430のファーストスティントドライバーは、ベテランの脇阪寿一。オープニングラップで1台を交わして9位へ。そして10周目には8位、11周目に7位へとポジションを上げて行く。その後、路面の走行ライン上は徐々にセミウェットへ、そして19周目に入るころから1回目のピットストップを行うチームが出はじめる。
しかし、LEXUS TEAM KRAFTにまだ動きはなく、33周目、ようやくLEXUS TEAM KRAFT 35号車もピットイン!タイヤ交換・給油を済ませ、脇阪からステアリングを引き継いだアンドレ・クートは10番手で戦列に加わった。クートはそのポジションを守り、レース中盤の周回を重ねて行く。43周目に1台のマシンが200R でクラッシュ!44周目からセーフティーカー(SC)が導入され、各クラスは隊列を整えてのSCランとなった。そして47周目にレースはリスタート。そこからもクートの粘り強いドライビングは続き、ライバル達が2度目のピットストップを行い、タイヤを交換する中、ギリギリまでLEXUS TEAM KRAFTはピットストップを遅らせる。そして65周を終えてクートはピットイン。再び雨が落ち始めたことからLEXUS TEAM KRAFTは浅溝のレインタイヤを装着させ、脇阪に最後のスティントを任せた。脇阪は7番手を守りハイペースでドライビングをするも、終盤乾き始めた路面にスリックタイヤで追い上げてきた1台のマシンに交わされ、8番手に後退。しかし、レース終了時刻の18:30の直前、86周目に7番手を奪回し、その順位でチェッカーフラッグを受けた。
アンドレ・クート
「雨が降ったり止んだりの中でのタフなロングレースでしたが、7位フィニッシュは次につながる結果だと思います。僕のスティントは深溝のレインタイヤだったので、インターミディエイト(浅溝のレインタイヤ)のライバル勢の中では、なかなか順位を上げることは出来ず、我慢のドライビングとなりました。今年は雨に悩まされることが多いので、次戦の富士(9月10-11日)では、是非晴れたレースで上位を目指したいですね。」
Photos by T.Moriyama