2010/10/24
SUPER GT Rd.8 Motegi

LEXUS TEAM SARD、最終戦を11位で終える

2010 AUTOBACS SUPER GTは第7戦が開催地富士スピードウェイとその周辺が台風の被害を受けたことから中止となり、今回の第8戦「MOTEGI GT 250km RACE」をもって今シーズンのシリーズ戦が終了することとなった。第6戦鈴鹿以来2ヶ月ぶりのレースとなったが、その間にアンドレ・クートの愛息は病気が再発。次第に容態が思わしくない愛息の看病に専念するため、アンドレはLEXUS TEAM SARDから参戦予定だった最終戦をやむなく欠場し、代役のオランダ人ドライバー、カルロ・ヴァンダムにステアリングを託した。

10月23日(土)は一日清々しい秋晴れが広がり、気温19℃前後の心地よい気候に恵まれた。朝9:05~10:50の公式練習を経て、13:05から公式予選1回目(45分)がスタート。レギュラードライバーの平手晃平とカルロ・ヴァンダムはDENSO DUNLOP SARD SC430(39号車)を操り、107%の予選基準タイムをクリアし、ノックダウン方式の予選に挑んだ。
そして、14:55から10分間に渡って行われるセッション1(S1)を担当した平手のベストタイム(1’45,031)は13番手となり、続くノックダウン予選セッションへの進出は叶わなかった。

翌24日(日)の天候は、前日とは打って変わり、朝から曇り空で気温も16℃(路面温度20℃)にとどまり、肌寒さを感じる決勝日となった。
8:30より45分にわたるフリー走行が行われ、各チームはマシンの最終チェックを行った。ここではDENSO DUNLOP SARD SC430は平手が乗り6番手となる1’46.949のタイムをマーク。決勝レースへの手ごたえを得た。

そして時刻は14:00を迎え、いよいよシリーズ最後となるレース(53周)の火蓋が切られた。上空は暗くなり雨の心配もあったが、GT500の13台、GT300の24台のマシンはすべてドライタイヤを装着してスターティンググリッドに着き、ローリングスタートをきった。
LEXUS TEAM SARDのスタートドライバーを務める平手晃平は、前方のマシンがペナルティを受けたため4周目にひとつポジション上げて12番手に就けてレースを進める。その後18周目に11番手へ。レースが20周目に入る頃になると、早めのピットインを行うチームが出始めた。
39号車DENSO DUNLOP SARD SC430は遅めの31周目にピットストップを行い、タイヤ交換、燃料補給を行い、ステアリングはカルロ・ヴァンダムに託された。2008年以来のSUPER GT参戦となるカルロだったが、そのブランクを感じさせない安定した走りで11番手のポジションをキープ。そのままチェッカーフラッグを受け、アンドレ・クートの代役をきっちりとこなした。

尚、2010 AUTOBACS SUPER GTのGT500ドライバー部門のタイトルは18号車ウイダーHSV-010の小暮卓史/ロイック・デュバル組が獲得。ホンダHSV-010のデビューイヤーを見事に飾った。
Photos by T.Moriyama