2009/04/19
SUPER GT Rd.2 SUZUKA
ロイック・デュバル9位、アンドレ・クート10位で共にポイントゲット
2009 AUTOBACS SUPER GT第2戦「ケーヒン鈴鹿2&4レース オープニングスペシャル」が春爛漫の4月18、19日、鈴鹿サーキット(三重県)で開催された。昨年9月から大掛かりな改修工事が行われ、リニューアルされた鈴鹿サーキットのお披露目ともなったこの大会には、述べ57,000人ものモータースポーツファンが集まった。
4月18日(土)、グランドスタンド、パドック、そしてピットなど、真新しい施設が輝く鈴鹿サーキットは好天に恵まれ、8:25からの公式練習走行(1時間30分間)に続き、11:20から公式予選1回目が行われた。
GT500とGT300両クラスの混走セッションを経て、GT500のみによるアタックセッションがスタート。気温は23℃(路面温度34℃)。GRMドライバーの一人、ロイック・デュバルは爽やかな白とブルーのマシンEPSON NSX(32号車)を操り渾身のアタック。8番手のタイム(1’54.706)をマークしていたが、セッション最後に他のマシンがロイックのタイムを上回ったため、EPSON NSX32号車の順位は9位となり、上位8位で競われるスーパーラップへの進出はかなわなかった。ロイックは「デグナーの縁石にちょっと乗ったのが敗因かも・・・。」と悔しい表情。
また、アンドレ・クートもLEXUS TEAM SARD(39号車)のアタッカーとしてセッション開始早々から果敢なドライビングを見せてタイム更新を試みたが、1’55.664を記録するに留まった(14番手)。「朝の公式練習の時よりマシンはだいぶ走りやすくなったが、まだ(セッティングが)詰めきれていない」とアンドレは語り、チームと共に翌日の決勝へ向けたミーティングに入っていった。
19日(日)、前日に引き続き朝から快晴の鈴鹿サーキットは、9:50からフリー走行が行われGT500/GT300総勢35台のマシンが午後の決勝レースに向けた最後のチェックを行った。その後、アンドレとロイックはピットウォークやダンロップのトークショーなどのファンとの交流を楽しみながらレースの開始を待った。
詰めかけたSUPER GTファンが見守る中、14:00、決勝レース(52周)の火蓋が切られた。天候は良好、気温24℃(路面温度41℃)、9番手からのスタートした32号車のロイック・デュバルは、オープニングラップで2台のマシンに交わされ11番手でレースを進めることとなった。さらに7周目には13位へとポジションダウン。トップとのタイム差がじわじわと広がっていく。17周目には1つポジションを上げ12位につけるものの依然、スピードに乗れない。その後ラップタイムが大幅にダウンしてきたため21周を終えたところでピットインし、ロイック・デュバルから中山友貴選手へとドライバー交代。そこからHONDA期待のルーキーは集中力を保ちながら13番手をキープし周回を重ねる。レースが終盤になると、トップグループは激しいバトルを展開し、集まった大観衆は熱気に包まれる。そしてレースが残り5周となったところで、3台が絡むアクシデントが発生。セーフティーカー(SC)が導入され、そのままSC先導のままチェッカーフラッグが振られることとなった。32号車は10位でレースを終えたが、レース終了後、上位のマシンにぺナルティが科されたため、EPSON NSXの最終成績は9位として記録された。
ロイック・デュバル
「辛いレースでした。今朝のフリー走行では6番手のタイム(1’55.398)を記録して、マシンが良くなったことを確認出来たのですが、実際、レースではタイヤが厳しくなり、マシンをコースに留めておくことすら難しかったほどです。でもナカヤマも最後までよく頑張ってくれたし、またレース結果は波乱の展開のおかげで9位フィニッシュとなったので、それはラッキーなこととして今日は終え、次戦に向けて頑張ります。」
一方、アンドレ・クートは39号車を操り7列目からスタート。オープニングラップで13番手、8周目には12位へと持ち前の粘り強さでポジションをあげて行く。しかし、DUNLOP SARD SC430のペースは上がらず、17周目には13位、18周目には14位へポジションダウン。アンドレ・クートはたまらず19周目に早めのピットインを行い、平手晃平選手へとステアリングを託した。平手選手も我慢の走りながらコンスタントにラップを刻み、終盤の荒れた展開を危なげなく走り、11位でチェッカーフラッグを受けた。こちらもレース終了後に上位のマシンが降格したため、最終成績10位が確定した。
アンドレ・クート
「今朝のフリー走行では4番手(1’55.827)、そしてレースでもスタート直後は快調なペースでドライビングできて、マシンの感触は悪くなかったんですが、思いのほか気温が上がったせいか、タイヤが路面に合わなくなり、ドライビングが厳しいものとなってしまいました。マシンとタイヤのマッチングについてもっと研究を重ねて、次戦はより良い成績を狙って行きます。」
次のSUPER GT Rd.3 はゴールデンウィーク中の5月3~4日、富士スピードウェイで開催される。
4月18日(土)、グランドスタンド、パドック、そしてピットなど、真新しい施設が輝く鈴鹿サーキットは好天に恵まれ、8:25からの公式練習走行(1時間30分間)に続き、11:20から公式予選1回目が行われた。
GT500とGT300両クラスの混走セッションを経て、GT500のみによるアタックセッションがスタート。気温は23℃(路面温度34℃)。GRMドライバーの一人、ロイック・デュバルは爽やかな白とブルーのマシンEPSON NSX(32号車)を操り渾身のアタック。8番手のタイム(1’54.706)をマークしていたが、セッション最後に他のマシンがロイックのタイムを上回ったため、EPSON NSX32号車の順位は9位となり、上位8位で競われるスーパーラップへの進出はかなわなかった。ロイックは「デグナーの縁石にちょっと乗ったのが敗因かも・・・。」と悔しい表情。
また、アンドレ・クートもLEXUS TEAM SARD(39号車)のアタッカーとしてセッション開始早々から果敢なドライビングを見せてタイム更新を試みたが、1’55.664を記録するに留まった(14番手)。「朝の公式練習の時よりマシンはだいぶ走りやすくなったが、まだ(セッティングが)詰めきれていない」とアンドレは語り、チームと共に翌日の決勝へ向けたミーティングに入っていった。
19日(日)、前日に引き続き朝から快晴の鈴鹿サーキットは、9:50からフリー走行が行われGT500/GT300総勢35台のマシンが午後の決勝レースに向けた最後のチェックを行った。その後、アンドレとロイックはピットウォークやダンロップのトークショーなどのファンとの交流を楽しみながらレースの開始を待った。
詰めかけたSUPER GTファンが見守る中、14:00、決勝レース(52周)の火蓋が切られた。天候は良好、気温24℃(路面温度41℃)、9番手からのスタートした32号車のロイック・デュバルは、オープニングラップで2台のマシンに交わされ11番手でレースを進めることとなった。さらに7周目には13位へとポジションダウン。トップとのタイム差がじわじわと広がっていく。17周目には1つポジションを上げ12位につけるものの依然、スピードに乗れない。その後ラップタイムが大幅にダウンしてきたため21周を終えたところでピットインし、ロイック・デュバルから中山友貴選手へとドライバー交代。そこからHONDA期待のルーキーは集中力を保ちながら13番手をキープし周回を重ねる。レースが終盤になると、トップグループは激しいバトルを展開し、集まった大観衆は熱気に包まれる。そしてレースが残り5周となったところで、3台が絡むアクシデントが発生。セーフティーカー(SC)が導入され、そのままSC先導のままチェッカーフラッグが振られることとなった。32号車は10位でレースを終えたが、レース終了後、上位のマシンにぺナルティが科されたため、EPSON NSXの最終成績は9位として記録された。
ロイック・デュバル
「辛いレースでした。今朝のフリー走行では6番手のタイム(1’55.398)を記録して、マシンが良くなったことを確認出来たのですが、実際、レースではタイヤが厳しくなり、マシンをコースに留めておくことすら難しかったほどです。でもナカヤマも最後までよく頑張ってくれたし、またレース結果は波乱の展開のおかげで9位フィニッシュとなったので、それはラッキーなこととして今日は終え、次戦に向けて頑張ります。」
一方、アンドレ・クートは39号車を操り7列目からスタート。オープニングラップで13番手、8周目には12位へと持ち前の粘り強さでポジションをあげて行く。しかし、DUNLOP SARD SC430のペースは上がらず、17周目には13位、18周目には14位へポジションダウン。アンドレ・クートはたまらず19周目に早めのピットインを行い、平手晃平選手へとステアリングを託した。平手選手も我慢の走りながらコンスタントにラップを刻み、終盤の荒れた展開を危なげなく走り、11位でチェッカーフラッグを受けた。こちらもレース終了後に上位のマシンが降格したため、最終成績10位が確定した。
アンドレ・クート
「今朝のフリー走行では4番手(1’55.827)、そしてレースでもスタート直後は快調なペースでドライビングできて、マシンの感触は悪くなかったんですが、思いのほか気温が上がったせいか、タイヤが路面に合わなくなり、ドライビングが厳しいものとなってしまいました。マシンとタイヤのマッチングについてもっと研究を重ねて、次戦はより良い成績を狙って行きます。」
次のSUPER GT Rd.3 はゴールデンウィーク中の5月3~4日、富士スピードウェイで開催される。
Photos by T.Moriyama