2021/10/31
SUPER FORMULA Rd.7 (Suzuka)

タチアナ・カルデロン、コロナ禍に苦しんだ2021年SUPER FORMULAを締めくくる。

 

今季、ThreeBond Drago CORSEのレギュラードライバーに起用されていたタチアナ・カルデロンだったが、コロナ感染防止対策によりSUPER FORMULA第3戦~第5戦までの3大会の欠場を余儀なくされた。そのシーズンもいよいよ最終戦となり、タチアナは悔いのないレースを目指して、鈴鹿サーキットの大舞台へ挑戦した。

 

 

 

 

 

 

 

 

11月30日(土) 公式予選日

朝のフリー走行(8:50-10:20)は、秋晴れに恵まれ、タチアナ・カルデロンは、マシンのセッティングを進めながら29周をドライビングし、1’39.657の19番手でセッションを終えた。

そして、公式予選Q1の時刻を迎え、タチアナはBグループ(14:05-14:15)にて果敢にアタックするも1’39.627のタイムに甘んじQ2への進出には届かなかった。

 

 

 

 

11月31日(日) 決勝日

朝のフリー走行(9:05-9:35)は、生憎の小雨となり、レインタイヤでのセッションとなった。カルデロンは10周をドライビングし、午後の決勝レースへ駒を進めた。

天候は徐々に回復し、決勝スタート時刻の14:00 に雨はほぼ止んだことから、全車スリックタイヤでレースの火蓋が切られた。


最後尾からスタートしたタチアナ・カルデロンは、ストールした1台のマシンを巧みに交わし、30周にわたるレースに挑んだ。コースオフやペナリティーを受けたマシンを尻目に一時は17番手を走行。やがて、11周目にチームは12号車をピットインさせ、タイヤ交換を行い、再びタチアナ・カルデロンはコースへ戻った。

そして、体力的にも厳しい世界屈指のグランプリコースにもかかわらず、唯一の女性ドライバーとして30周を走りきり19位でチェッカーフラッグを受けた。

 

 

タチアナ・カルデロン
「3戦連続欠場となったシリーズで、ハンディーを負う結果となり、今日の自分のパフォーマンスにも全く満足していません。でも、このF1の次に速くハイレベルなSUPER FORMULAを経験できたことは私にとって貴重な経験となりました。ThreeBond Drago CORSE、スポンサー各社、そして沢山のファンのサポートを頂き、心から感謝しています。有難うございました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Photos by MASARU HIRATA