GRMドライバーそれぞれの8月17日
GRMのアンドレ・クートとロイック・デュバルは真夏のこの日、東京とドイツに分かれてそれぞれの一日を過ごした。
SUPER GTでDENSO DUNLOP SARD SC430を操るアンドレ・クートは、東京、お台場にあるMEGA WEBで、トヨタのGT500ドライバーによるトヨタGTドライバーズ・アソシエーション(TGDA)主催の“TGDA夏祭り in メガウェブ”に参加した。夏休み中の日曜日ということもあり、会場には早朝から多くのGTファンが集まった。一方、ドライバー達もサーキットでは見せない素顔ものぞかせ、ファンとの交流を楽しんだ。
華やかなオープニングでスタートしたステージでは、トークショーやゲーム大会が、SUPER GTのTV番組“激走!GT”の公開収録とあわせて行われた。 ラジコン大会やTGDAドライバーによる白熱したカート大会も会場を移して開催され、ファンはやんやの喝采を送っていた。クライマックスはドライバーグッズオークションで、アンドレは昨年レースに着用していたレーシングスーツを提供。そして一日の締めくくりには、会場に集まったファンに向けてTGDAドライバーから感謝の気持ちをこめたサイン会が行われた。
アンドレ・クート「いつも言ってますけど、日本のモータースポーツファンは世界No.1ですね。サイン会にできた皆さんの行列にびっくり。そして、TGDAはドライバーの立場からSUPER GTを盛り上げることを常に考えている。そのメンバーのひとりであることを嬉しく思います。今週末はいよいよ真夏の大事な1戦、鈴鹿1000km(SUPER GT 第6戦)!僕たちの白熱したレースを是非応援してください!」
一方、ロイック・デュバルは今年初参加したル・マン24時間での好パフォーマンスが高く評価され、同じチーム・オレカ・マトゥミュトから「ル・マン シリーズ第4戦:ニュルブルクリンク1000km」に参戦した。
ロイックはチームのレギュラードライバー、ステファン・オルテリ&ソエイユ・アヤリ組に3人目のフレンチドライバーとして加わり、クラージュ・オレカ・ジャッド(LMP1クラス、5号車)をドライブした。予選8番手からスタートした5号車は、ディーゼルエンジン搭載車の速さには及ばないものの、“ガソリン車”勢の最高位を目指して最後まで力走。残念ながらそのポジションには及ばなかったものの、見事総合6位入賞を飾り、初ポイントをゲットした。
ロイック・デュバル「ル・マンシリーズへの初挑戦でしたが、僕の2回のスティントは簡単ではありませんでした。最初のスティントでは、なんと最初のラップにタイヤをロックさせてしまい、フラットスポットができたタイヤで1時間ドライブすることになってしまいました。幸いタイムが落ちることはありませんでしたけどね。それに2度目のスティントでは、最初は好調だったものの、1回スピンをしてしまいました。僕としてはこうしたミスは避けたかったんですが・・・。でもこの6位という結果はチームとして良かったし、僕も自分の役割を果たせたことに満足しています。」